復興まつり2025 懸念される原発回帰!
昨日、横浜みなとみらい地区の臨港パークで「第12回東日本大震災・復興まつり2025」が開かれました。生活クラブ生協が主催し運動グループが参加して、震災以来毎年開催してきたイベントです。津波と原発事故で甚大な被害を受けた生産者の皆さんの参加を得て、美味しい物産や支援グッズの販売、アカペラのライブなどで盛り上がりました。
福島第一原発の事故については、東京電力の電気を使ってきた者として、被災者の支援と脱原発の活動は、私たちの責務であると考えてきました。事故直後は多くの人が、原発は制御不能であり、エネルギー政策は脱原発、再生可能エネルギーにシフトするべきだと考えたはずです。しかし、政府は2月に閣議決定した第7次エネルギー基本計画で、これまでの「原発の依存度を可能な限り低減する」という方針を転換し、「原発を最大限活用する」と明記しました。事故後すべての原発が運転を停止しましたが、現在14基が再稼働しています。
さらに、先日、新潟県知事は柏崎刈羽原発の再稼働を容認すると表明しました。今後は県議会の判断に委ねるということですが、県議会は自民党が過半数を占めていて再稼働は承認されるでしょう。福島第一原発の事故後初めて東京電力が原発を運転することになります。東電の運営上の問題点としては、安全対策の不備、情報の隠蔽体質などが指摘されてきました。福島第一原発の1~3号機の溶け落ちた燃料デブリ880tの取り出しは困難を極めています。事故により排出された放射性廃棄物の内8,000ベクレル/㎏を超えたものは、指定廃棄物として国の責任で適切に処理することになっていますが、全国に495,261.3t(2025年9/30現在)保管されています。神奈川県にも2.9tありますが、最終処分場は未だに確保されていません。
再稼働が進む背景には、AIの普及に伴い大量の電力が必要とされることがあります。事故から14年が経過し、世論も原発の危険性よりも便利な生活を優先する方向に変化していると言われています。原発の危険性や放射性廃棄物の問題を無視したところに、本当に豊かな生活があるのでしょうか?
原発回帰が進む限りは、「復興まつり」を続けるべきだと思います。

