第36回定期総会を終えて
3月7日に第36回定期総会を開催しました。神奈川ネットワーク運動は昨年11月に解散しましたが、「磯子市民ネット」は今後も活動を継続し、市民政治を広げていくことを確認しました。定期総会は当初2/7に開催する予定で準備をしていたところ、突然、衆議院の解散・総選挙が決まり、一ヶ月延期した次第です。この一ヶ月の間に国内外で大きく政治が動きました。
国内では、衆院選は自民党の歴史的大勝となり、神奈川県内の20の小選挙区ですべて自民党が勝ち、中道市民連合は比例区の上位を占めた旧公明党が3人、旧立憲民主党は惜敗率で3人の当選にとどまりました。私たちが支援した篠原豪さんも残念ながら当選には至りませんでした。神奈川新聞の出口調査によると、30代以下の政党支持率で中道は最低で1割以下でした。電話かけをしていても、安全保障や脱原発政策に対する疑問の声が多く、これに対しては「他に選択肢はない」と答えるしかないという状況でした。急ごしらえの新党には、説得力のある政策と魅力あるリーダーがいなかったと言わざるを得ません。私たちは高市政治を阻止したいと活動しましたが、選挙前に懸念していた事案が着々と進められようとしています。殺傷能力のある武器の製造・輸出、スパイ防止法の制定、防衛費はGDP比2%の目標を前倒しで達成しさらに拡大等々、軍備増強が進んでいきます。さらに憲法改正に意欲を示しています。「積極財政」の中身には市場からも財政規律の観点から危うさが指摘されています。今後も注視していく必要があります。
国外では、アメリカとイスラエルが国際法を無視して、イランを攻撃し最高指導者ハメネイ氏を殺害、イランもこれに反撃して周辺のアメリカ軍基地を爆撃、民間人にも多くの犠牲者が出ています。小学校を誤爆してもやむを得ないと言うのでしょうか。アメリカの攻撃に対して、明確に批判しているのはスペインだけです。高市首相は「法的評価は差し控える」として論評を避けています。3/19に日米首脳会談が予定されていますが、高市首相はトランプ大統領に何を要求されてくるのか不安の種は尽きません。
今回の選挙では、憲法7条を根拠に「解散は首相の専権事項」として繰り返されてきたことに対する疑問や、SNS選挙に関する規制の必要性などが浮き彫りになりました。これらの問題についても今後検討していくべきだと思います。
【総会に出席したメンバーからの意見を紹介します】
☆私は34才の2児の母のフィリピン人と一緒に仕事をしています。仕事場は忙しく、おしゃべりする機会も少ないのですが、今回のトランプ大統領のイランへの軍事攻撃に心を痛めています。「トラン プやばいよ。ドバイにフィリピン人いっぱいいる。皆、帰りたいって言ってるよお・・・」と話し始めて止まりません。そして「日本は安全だよねえ?」と。私は「安全・・とは言い切れない・・」と言いつつも、彼女と違って自分は戦争へのイメージが浅いことに気づきました。本当に平和ボケ世代。政権交代すれば、外国に住むフィリピン人のビザの年数が変わるなど、生活が政治と直結している彼女は、世界と母国がつながっているという視野がある。紛争で人命が奪われることを知っている彼女と私たち今の日本人とは、大きな違いがあり、その大き過ぎる違いで愚かな選択がなされないとも限らないと怖くりました。
フィリピンは人口の約10%が海外に出稼ぎに出ています。特に多いのがサウジアラビアやアラブ首長国連邦など中東諸国で、約240万人がメイドや介護、建設などの仕事についています。日本では約24万5千人が働いています。また世界の船員の約4分の1がフィリピン人で、ホルムズ海峡に足止めになっている船舶には数百人のフィリピン人が乗っているようです。横須賀米軍基地を母港とするイージス艦2隻が、イラン攻撃に参加しています。日本も国際法無視の攻撃に加担していることになります。
☆環境破壊や貧困の解決に向けて、リユース・リサイクルの店を運営してきたメンバーから
陶磁器食器のリユースとともにリサイクル食器の販売にも協力してきました。近年は陶磁器用の土が枯渇していて輸入しているところもあります。割れたり古くなった陶磁器食器を粉砕して陶土に 混ぜて、再び食器として成形・焼成します。廃棄物の削減や資源の有効活用になります。美濃焼の多治見市では行政回収でこの取り組みを実施しています。横浜市では不燃ごみとしてすべて埋め立て処理されます。横浜市でもこの取り組みが実施されることを願っています。
陶磁器食器の行政回収によるマテリアルリサイクルは陶磁器の生産地で広がっていますが、関東地区でも小平市で実施しています。一般廃棄物(家庭ごみと事業系ごみ)は自治体の責任で収集・処理することになっていますので、他の自治体へ持ち込むことはできません。
☆磯子区在住の郷土史研究家 葛城峻さんからは、叱咤激励のメッセージをいただきました。
最近の磯子市民ネットは腰が引けています。天下国家のことも放置できませんが、身近なところから市民自治を広げていくことが大切です。面目一新を期待しています。
